【TOEFL/ IELTS/ TOEIC】リーディング速読テクニック『スキャニング』ってやらないとダメ?
速読テクニック『スキャニング (Scanning) 』とは?
『スキャニング』とは、英文の重要キーワードをさっとチェックする(=スキャンする)速読テクニックです。
スキャニングは、TOEFL・IELTS・TOEICといった英語試験のリーディングでは必須のテクニックです。
例えば、
- 固有名詞
- 数
- クオーテーションマーク
- イタリック体
- ポジティブワード / ネガティブワード
といった部分は重要キーワードで、答えのヒントである可能性が高いです。
スキャニングを行わないと問題を解くのに時間がかかり、リーディングのスコアが伸び悩む原因となります。逆に、「長文は全部読まない」ということも覚えておかなければなりません。
ただし、スキャニングは雑にやると効果がありません。すぐにできるようになったと錯覚しがちですが、焦らずしっかりと身につけていくことが大切です。
TOEFL・IELTS・TOEICリーディングセクションの「簡単な問題」はどこにある?
IELTSテストのリーディングセクションは前半が簡単な問題で、後半に行くほど難易度が上がります。
一方、TOEFL・TOEICテストのリーディングセクションでは、
- テスト前半 → 難しい問題あり
- テスト後半 → 簡単な問題あり
となっています。
つまり、TOEFLとTOEICでは、前半で時間をかけすぎてしまうと、後半の簡単な問題にたどり着く前に時間切れとなってしまうのです。
IELTSも、前半の簡単な問題をすばやく解いて、難易度の高い後半の問題のために十分時間を残しておかないと、バンドスコアは上がりません。
一般的に、簡単な問題を確実に解くことができれば、最低ラインの目標スコアは取ることはできます。一問一問に時間をかけすぎないためにも、『スキャニング』のような速読テクニックは欠かせないのです。
TOEFL・IELTS・TOEICリーディングセクションの時間配分
TOEFL・IELTS・TOEICのリーディングセクションは、必ず時間を意識しながら進めていきます(時計の持参が必須)。
では、それぞれのリーディングセクションの時間配分を確認しましょう。
TOEFL iBTリーディング時間配分
- 長文 × 3つ
- 問題数 30問
- 制限時間 54分
- 1問当たり 1.8分
TOEFL ITPリーディング時間配分
- 長文 × 5つ
- 問題数 50問
- 制限時間 55分
- 1問当たり 1.1分
IELTSリーディング時間配分
- 長文 × 3つ
- 問題数 40問
- 制限時間 60分
- 1問当たり 1.5分
TOEICリーディング時間配分
- 長文 × 複数の文書が多数ある
- 問題数 54問
- 制限時間 およそ50分
- 1問当たり 0.9分
※ 2023年3月時点の問題数です。
いかがでしょうか?
このように、TOEFL・IELTS・TOEICのリーディングセクションは、平均で「1問1分程度」で解かなければなりません。
早く解ける問題もあれば、解くのに時間のかかる問題もありますが、英文を1つ1つ日本語に訳しながら理解していく時間などないことが分かります。
そこで、『スキャニング』の活用です。
『スキャニング』を身につけると、簡単な問題は「正確に」、そして、難易度が高い問題でも「すばやく」解けるようになるのです。
以上、TOEFL・IELTS・TOEICといった英語試験のリーディングセクションに時間がかかる人は、『スキャニング』のスキルが身についていない可能性が高いです。
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