【文法】「分詞構文」って使わないとダメ?

まず理解しておくべきは「現在分詞」と「過去分詞」の違い
「分詞構文」とは、現在分詞や過去分詞を使った構文です。一般的に、口語的と言うよりは、フォーマルな表現に使うことのほうが多い文法です。
英語の文章は接続詞でつなげば長い文を作ることもできますが、分詞構文を使った文はよりすっきりと表現できるので、アカデミック英語の試験ではよく見かける構文です。
分詞構文の例:
Serving several terms in the Congress, Shirley Chisholm became a respected political figure.
TOEFL ITP® Sample Test Questions Section 2 Written Expressionより
(【訳】Shirley Chisholmは議会で数期務めたので、尊敬に値する政治的象徴だ。)
この文章は、congressやpolitical figureから分かるように、フォーマルな文です。ですので、接続詞と代名詞(主語)を省略して、「分詞構文」を使っています。
文中のservingは、能動的な意味を持つ「現在分詞」です。 ※受動的な意味を持つ「過去分詞」(served)は誤り
上記のように、まずは基本の現在分詞と過去分詞の違いをしっかりと理解しておきましょう。違いを理解していないと、正しく意味を取ることができません。
実際には分詞構文はムリして使う必要のない文法ですが、リーディングやリスニングで内容を理解するためには必須の知識です。必ずしっかりと理解しておきましょう!
「分詞構文」は間違えるくらいならムリして使わないこと
英語のアウトプット(スピーキングとライティング)に慣れていない人が、ムリして使うと間違えやすいのも「分詞構文」です。分かりやすく接続詞と代名詞(主語)を使った文のほうが正確に表現できますので、わざわざ使うことはありません。
ただし、TOEFLといった難易度の高い英語試験ではよく出る文法です。試験を進めて行く上で、「フォーマルな文の中から、重要な情報を整理しながら点を取る」ことが大切ですので、そのためにも分詞構文の理解は必須です。
分詞構文をぼんやりとしか理解できていない人は、基本の現在分詞と過去分詞の違いからしっかりおさらいしましょう!
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