男性

TOEFLというと留学のための英語試験というイメージですが、近年では、学校でのみ受験できる団体テストの『TOEFL ITP(トーフル・アイ・ティー・ピー)』を導入する事例も増えてきました。

このテストは「リスニング問題」「文法問題」「リーディング問題」に特化しており、中学・高校の英語能力測定テストとしてや、大学の進級・進学・卒業・留学プログラムの条件として受ける人が多いです。また、医療系の大学院でも導入されています。

TOEFL ITPを実施している学校の例:

  • 名古屋外国語大学
  • テンプル大学ジャパンキャンパス
  • レイクランド大学ジャパンキャンパス
  • 東京科学大学大学院
  • 国際教養大学
  • 東京医療福祉大学
  • 横浜市立大学
  • 早稲田高校
  • 立命館高校
  • 三田国際中学校
  • 桐光学園中学校など

求められるスコア例:

  • 大学院進学 550点
  • 卒業条件 550点以上
  • 留学プログラム 510点
  • 進級・進学 500点など
女性

TOEFL ITPテストの特徴

TOEFL ITPの各セクションの内容は下記の通りです。

【リスニング(Section 1)】

・アメリカのキャンパスライフでの会話や講義の一部を切り取っているので、「そもそも何の話をしているのか?」を理解するに時間がかかります。

・海外で生活したことがない人にとっては、かなり難しいセクションといえます。

【文法(Section 2)】

・文法が得意な人でも、なかなか解けないような問題が出ます。

・このセクションで点が取れない人は英語の基礎力が身についておらず、全体のスコアも上がりません。

【リーディング(Section 3)】

・テーマや要旨をよく理解しないままなんとなく解いてしまうと、点が伸びないセクションです。

・語彙問題や代名詞問題も出ますので、単語力がない人も点が取れません。

【TOEFL ITPテスト】Section 2に必要な文法力

TOEFL ITPの難しさ

  • 科目としての英語が得意でも、TOEFL ITPですぐに点が取れるようになるとは限りません。

    暗記の効果もあまりなく、「応用力」「実践力」がない人はすぐ点を落とします。
  • 英検準1級〜2級や、偏差値の高い学校に合格しても、TOEFL ITPで高得点が取れるとは限りません。

    英検や受験は「合否」だけで判定されます。つまり、世界で通用するグローバルな評価基準ではないのです。
  • TOEFL ITPはスコアが安定しないのが特徴です。

    「文法問題とリーディングの点は上がったが、リスニングは下がってしまった。」「リスニングは上がったが、リーディングの点が下がった。」というように、思うように対策が取れない方も非常に多いです。
  • ネットに出回る情報や高口コミテキストだけ参考にしてもTOEFL ITPのスコアは上がりません。

    ネット情報を参考に対策する人もいるかと思いますが、大体「点が取れた人の感想」なので、結果として初級者には難易度が高いです。また、高クチコミ評価の市販テキストを解くだけの対策方法も、TOEFL ITPで点を取るために必要な「応用力」「実践力」をつけることはできません。
  • TOEFL ITPは英語力だけでスコアアップできるテストではありません。

    試験にはそれぞれの『加点ポイント』があるので、特徴や傾向をふまえず対策をやり続けても点は取れません。「あと少しで合格点が取れるのに!」という方は、英語力オンリーで問題を解こうとする傾向にあります。
  • 日本語で単語を覚えるのに慣れきっている人は、問題を解くのに時間がかかります。

    TOEFL ITPは、英語を英語のまま理解しながら問題を解かないとあっという間に時間がなくなるので要注意です。

以上の理由から、

にとっては、かなり攻略が難しいテストといえます。

TOEFL ITPの目的別学習内容

TOEFL ITPは677点満点のうち、500点程度が最低のラインであることが多いです。

●「医療系大学院への進学」で求められるTOEFL ITPスコア

530〜600点程度
難易度 ★★★★★

「かなり難易度の高い単語の知識」「文法の応用力」「加点スキル」に加え、英語を英語のまま理解する「合理的な思考」を身につけることが必要です。また、全てのセクションにおいてスピードを意識したレベルの高い英語力が必須です。

●「アメリカの大学日本校への進学」で求められるTOEFL ITPスコア

500〜560点
難易度 ★★★★

「より難易度の高い単語の知識」「文法の応用力」「加点スキル」に加え、英語を英語のまま理解する「合理的な思考」を身につけることが必要です。

●「大学の留学プログラム参加条件」で求められるTOEFL ITPスコア

510〜530点程度
難易度 ★★★★☆

「より難易度の高い単語の知識」「文法の応用力」「加点スキル」を身につけることが必須です。

●「系列大学への内部進学」で求められるTOEFL ITPスコア

430〜500点程度
難易度 ★★★☆☆

まずは、「学術的な単語の知識」「基本の文法力」「加点スキル」が必須です。

よくあるご質問

いつから対策を始めれば、試験に間に合いますか?

  • 英語に特化した勉強をしたことがある人:

専門的に英語を勉強してきた人のTOEFL ITP対策は、早ければ1ヶ月ほどで効果が出ます。しかし、何度テストを受けてもスコアが安定しない人は、ご自分が思っている以上に語彙力・文法力が弱い可能性が高いです。その際は対策に2〜3ヶ月はかかります。

  • これまで英語に特化した勉強はしたことがない人:

英語と全く関係ない勉強をしてきた人のTOEFL ITP対策は、「時間配分」「実践力」「テストの解答ステップ」などを身につけるのに、6ヶ月程度かかります。さらに、全く英語を勉強した経験がない人は、基礎力をつけるだけでも追加で6ヶ月〜1年程度かかります。

当教室では試験日間近の対策もサポートさせていただいておりますが、できる限り余裕をもって受講をスタートすることを強くお勧めいたします。特に、夏休みなど長期休暇中は予約が混み合いますので、なるべくお早めにご相談ください。

TOEFLは単語が難しいですが、どうやって覚えればいいですか?

TOEFL ITPは学校の科目としての英語テストとは違い出題範囲が決まっていないので、ただ単語テキストを買って暗記するだけいいわけではありません。TOEFL ITPの単語対策では、パラフレーズ(=言い換え)の知識が必須です。

TOEFL ITPは、決してなんとなくの理解で点が取れるテストではありません。特に、学校を推薦入学・内部進学してきた人は、一般入試を経験した人に比べ、語彙力と文法力が不足しているので注意が必要です。試験日からさかのぼり、計画的に対策を始めましょう!

そもそも自分は、TOEFL ITPで合格点を取れますか?

TOEFLの対策学習は、決して楽なものではありません。まずは、

「合格点が取れたらどうなりたいか?」

といったことを具体的にあげてみると良いと思います。(進学した大学でのキャンパスライフ、就職した会社での新生活、合格した大学院での研究活動など。)

当教室では、TOEFL ITP対策指導経験豊富な講師が、「語彙」「文法」といった基本的なことからサポートさせていただきます。テスト日が決まっている方は、まずは体験レッスンをお試しください。

レベルの目安

CEFR
(国際基準)
TOEFL iBT
(点)
TOEFL ITP
(点)
TOEFL Junior
(点)
IELTS
(バンドスコア)
TOEIC L&R
(点)
英検
(級)
C295〜1208.5〜9.01
C172〜94627〜6777.0〜8.0954〜990準1
B262〜71543〜626860〜9005.5〜6.5785〜9351/準1/2
B152〜61460〜542740〜8604.0〜5.0550〜775準1/2/準2
A242〜51337〜459630〜7402.5〜3.5225〜5402/準2/3
A1〜41600〜630準2/3
ハッチ横浜英語教室調べ

ハッチ横浜英語教室のレッスンは

試験対策ノウハウを持った日本人女性講師が、マンツーマンであなたが強化すべきポイントを重点的にレッスン。受験予定日から逆算したカリキュラムを柔軟にアレンジし、納得料金で提供しています。

加点ポイントに特化

Method

  • 試験の特性『加点ポイント』にフォーカス
  • 「得たい結果」へジャストフィット
  • 20年以上の分析により生まれたオリジナルメソッド
よくあるNG例
  • テキストを順番に解くだけ
  • スピード重視で暗記に頼った授業
  • 日本人特有の傾向に寄り添わない外国人講師

集中型マンツーマン

Program

  • ポイントを押さえた分かりやすい解説
  • 弱点を補強する課題とチェックテスト
  • フィードバックでしっかりサポート
よくあるNG例
  • 万人ウケのマニュアルに沿ったレッスン
  • 英語のお悩みを無視した効率重視の指導
  • レッスン外のサポート一切なし

良心的な料金

Fees

  • 入会金1万円とレッスン料金だけでスタート
  • 体験レッスンからずっと同じ講師が担当
  • 消費税10%はいただきません
よくあるNG例
  • 何十万円もの高額料金をまとめて一括払い
  • 高額な入学金や教室維持費がプラス
  • 体験レッスンだけベテラン講師

TOEFL ITP対策マンツーマンレッスン受講プラン例

【3ヶ月コース】

50分×2コマを週1回 × 3か月 = 全12回レッスン(計24コマ)の一例

※100分レッスンは、途中10分休憩をはさみます。

1コマ目語彙 文法(品詞・文型)
2コマ目テスト概要 リーディング 出題パターン 加点ポイント
3コマ目語彙 文法(時制)
4コマ目語彙文法セクション 加点スキル 練習問題
5コマ目語彙 文法(受動態・助動詞)
6コマ目語彙文法セクション 加点スキル 練習問題
7コマ目語彙 文法(不定詞・動名詞)
8コマ目長文セクション 加点スキル 練習問題
9コマ目語彙 文法(分詞・分詞構文)
10コマ目長文セクション 加点スキル 練習問題
11コマ目語彙 文法(仮定法・比較)
12コマ目長文セクション 加点スキル 練習問題
13コマ目語彙 文法(関係代名詞・関係副詞)
14コマ目リスニングセクション 音読トレーニング
15コマ目語彙 文法(接続表現・強調構文・倒置)
16コマ目リスニングセクション 音読トレーニング
17コマ目ミニテスト
18コマ目解説 フィードバック
19コマ目ミニテスト
20コマ目解説 フィードバック
21コマ目模擬テスト
22コマ目解説 フィードバック
23コマ目模擬テスト
24コマ目解説 フィードバック

(受講回数はカスタマイズできます。)

TOEFL ITP対策マンツーマンレッスン概要

レッスン時間1コマ 50分
講師当教室代表 山田
コース日程完全予約制
受講方法オンライン
コース【1ヶ月コース】テスト直前の追い込み短期集中マンツーマンコース
・初級者:50分×2コマを週3回 × 4週間 = 計24コマ
・中級者:50分×2コマを週2回 × 4週間 = 計16コマ
・上級者:50分×2コマを週1回 × 4週間 = 計8コマ

【2ヶ月コース】計画的にスコアアップをめざす短期集中マンツーマンコース
・初級者:50分×2コマを週2回 × 8週間 = 計32コマ
・中級者以上:50分×2コマを週1回 × 8週間 = 計16コマ

【3ヶ月コース】万全の準備でテストにのぞむしっかり集中マンツーマンコース
・初級者:50分×2コマを週2回 × 12週 = 計48コマ
・中級者以上:50分×2コマを週1回 × 12週 = 計24コマ

※受講回数(コマ数)は増やすこともできます。
(50分×2コマの場合は10分休憩をはさみます。)
入会金10,000円
料金【オンライン】
50分×24コマ 144,000円
50分×16コマ 99,200円
50分×8コマ 51,200円
(会員の方は4コマのお申し込みも可能)

【対面】
50分×24コマ 194,400円
50分×16コマ 129,600円

(オンラインレッスンの需要増加により現在募集休止中しております。)
営業時間日曜日〜木曜日 10:00〜20:00 

※2025/4/1より変更いたします
ご一読ください・消費税はいただいておりません。
・別途テキスト代(市販1冊1,000〜6,000円程度)が必要です。
・キャンセル規定がございます。

TOEFL ITP® 公式サイト

TOEFL ITP®テスト公式サイト

ハッチ横浜英語教室は「TOEFL ITP」「TOEFL Junior」「TOEFL iBT」の対策に特化した英語教室です。 オリジナルの『加点ポイントフォーカスメソッド』で、短期間で集中的に英語試験のスコアアップを目指せるようマンツーマンにてレッスンをおこなっています。
お申し込み受付中

体験レッスンを受けた方には、あなたのスコアアップに重点を置くべきポイントについてアドバイスさせていただきます。何から始めればいいかわからない方も、まずは体験レッスンにてご相談ください。
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