
TOEFLというと留学のための英語試験というイメージですが、近年では学校でのみ受験できる団体テスト「TOEFL ITP®(トーフル・アイ・ティー・ピー)」を導入する事例も増えてきました。このテストは「リスニング問題」「文法問題」「リーディング問題」に特化しており、医療系や薬学系の大学院受験、大学の留学プログラム参加条件、進級・進学のための英語能力測定テストとして受ける人が多いです。
求められるスコア:
- 大学院受験:520点以上
- 大学の進級条件:500点以上
- 留学プログラム参加条件:510点以上
- 系列大学への内部進学480点など
TOEFL ITP®テスト各セクションの特徴
リスニング【Section 1, Part A~C】
・会話や講義の一部を切り取っているので、「そもそも何の話をしているのか?」を理解するに時間がかかります。
・放送のスピードが速いので、海外で生活したことがない人にとってはかなり難しいセクションです。
文法【Section 2, Structure and Written Expression】
・文法が得意な人でも、なかなか解けないような問題が出ます。
・このセクションで点が取れない人は英語の基礎力が身についておらず、全体のスコアも上がりません。
リーディング【Section 3】
・テーマや要旨をよく理解しないままなんとなく解いてしまうと、点が伸びないセクションです。
・語彙問題や代名詞問題も出ますので、単語力がない人も点が取れません。
TOEFL ITP®の難しさ
英検や、偏差値の高い学校に合格しても、高得点が取れるとは限りません。
英検や受験は「合格」「不合格」だけで判定されます。つまり、世界で通用するグローバルな評価基準ではないのです。暗記の効果もあまりなく、「応用力」と「実践力」がない人はすぐ点を落とします。学校の科目としての英語の成績がいい人でも、要注意です。
純粋な英語力だけでスコアアップできるテストではありません。
英語試験の傾向や『加点ポイント』をふまえず、ただ対策をやり続けても点は取れません。「あと少しで合格点が取れるのに!」という方は、英語力オンリーで問題を解こうとしている可能性があります。
スコアが安定しないのが特徴です。
「文法問題とリーディングの点は上がったが、リスニングは下がってしまった。」「リスニングは上がったが、リーディングの点が下がった。」というように、思うように対策が取れない人も非常に多いです。
日本語で単語を覚えるのに慣れきっている人は、問題を解くのに時間がかかります。
短い試験時間の中で、英語を英語のまま理解しながら問題を解かないと、あっという間に時間がなくなるので要注意です。
他の人からの情報や高口コミテキストだけ参考にしても、スコアは上がりません。
合格点を取った友人知人のコメントや、ネットの情報を参考する人も多いと思いますが、大体「点が取れた人の感想」なので、結果として初級者には難易度が高いです。また、高クチコミ評価の市販テキストを解くだけの対策も、テストで点を取るために必要な「応用力」と「実践力」を身につけることはできません。
以上の理由から、
- 英語を読むのに苦手意識がある人
- 文法があやふやな人
- 簡単な英会話だけ得意な人
- 推薦入学や内部進学してきた人
にとっては、かなり攻略が難しいテストといえます。
TOEFL ITP® 公式サイト
※TOEFL ITP®は、Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。本プログラムはETSの認可・提携を受けたものではありません。
ハッチ横浜英語教室は「TOEFL ITP®」テストの対策に特化した英語教室です。オリジナルの『加点ポイントフォーカスメソッド』で、短期間で集中的にスコアアップを目指せるようマンツーマンでレッスンをおこなっています。
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体験レッスンを受けた方には、あなたのスコアアップに重点を置くべきポイントについてアドバイスさせていただきます。何から始めればいいかわからない方も、まずは体験レッスンでカウンセリングをお受けください。