TOEFLというと留学のための四技能英語試験TOEFL iBTが有名ですが、二技能試験の『TOEFL ITP(トーフル・アイ・ティー・ピー)』を受ける人も増えてきました。このテストは「リスニング問題」「文法語彙問題」「リーディング問題」に特化しており、高校や大学でのみ受験することができます。進級・進学・卒業条件・クラス分け・単位認定のために受ける人が多く、『留学しない学生向けTOEFL』ともいえるテストです。
TOEFL ITPを実施している学校の例:
- 横浜市立大学・横浜国立大学・国際教養大学・名古屋外国語大学・創価大学・東京医療福祉大学・東京医科歯科大学大学院・早稲田高校など
- 【求められるスコア例】進級進学 480〜500点・留学プログラム 510〜520点・大学院受験 530〜550点・卒業条件 550点〜など
TOEFL ITPテストの特徴
TOEFL ITPはかなり難易度の高いテストです。
アメリカのキャンパスライフを舞台に作られているため、
リスニング(Section 1)では、スピードの速いアメリカ英語を聞き取らなければなりません。会話や講義の一部を切り取っているので要旨を理解するに時間がかかり、特に、海外生活をしたことがない人にとってはかなり難しいセクションといえます。
語彙・文法セクション(Section 2)では、文法が得意な人でも指摘されないと気づかないような文法のルールが出ます。応用力や試験テクニックが身についていない人は、大量に点を落としがちのセクションです。
長文セクション(Section 3)は、さらに問題数が多く制限時間も短いです。英語を英語のまま理解しながら、とにかく速く解かねばならなりません。要旨をよく理解しないままなんとなく解いてしまうと、なかなか点が伸びないセクションです。
これらの理由から、特に
「大学に推薦入学した人」
「理系の学生」
「英会話などコミュニケーションだけ得意な人」
「そもそも英語に苦手意識がある人」
などにとっては、攻略が難しいテストといえます。
TOEFL ITPの難しさ
- 科目としての英語が得意でも、TOEFL ITPですぐに点が取れるようになるとは限りません。暗記の効果もあまりなく、「応用力」「実践力」がない人はすぐ点を落とします。
- 英検(準1級・2級)や偏差値の高い大学に合格しても、TOEFL ITPで高得点が取れるとは限りません。英検や大学受験は合否だけで判定されます。つまり、世界で通用するグローバルな評価基準ではないのです。
- TOEFL ITPはスコアが安定しないのが特徴です。「文法問題とリーディングの点は上がったが、リスニングは下がってしまった。」というように、思うように対策が取れない方も非常に多いです。
- ネットに出回る情報だけを参考にしてもTOEFL ITPのスコアは上がりません。SNSやYouTubeを参考にする人も多いと思いますが、大体「点が取れた人の感想」なので、結果として初級者には難易度が高いです。市販テキストの高クチコミ評価も同じです。
- TOEFL ITPは英語力だけでスコアアップできるテストではありません。「あと少しでスコアがクリアできるのに!」という方は、英語力だけで問題を解こうとしている可能性があります。英語と日本語は真逆の言語ですので、日本語に訳しながらテストを進めるには無理があります。
TOEFL ITPの対策方法
市販のテキストでは、加点を取るために必要な「応用力」や「実践力」を身につけることができません。
677点満点のうち450点〜500点が最低ラインであることが多いですが、独学で思うように点が取れない人も多いです。
●系列大学への内部進学で求められるTOEFL ITPスコア「430〜500点」
難易度 ★★★☆☆
まずは、「学術的な単語の知識」「基本の文法力」「加点テクニック」が必須です。
●大学の進級条件で求められるTOEFL ITPスコア「430〜500点」
難易度 ★★★☆☆
まずは、「学術的な単語の知識」「基本の文法力」「加点テクニック」が必須です。
●レベル別クラス分けで求められるTOEFL ITPスコア「500〜530点」
難易度 ★★★★☆
「より難易度の高い単語の知識」「文法の応用力」「加点テクニック」に加え、英語を英語のまま理解する「合理的な思考」を身につけることが必須です。
●大学の留学プログラムで求められるTOEFL ITPスコア「500〜530点」
難易度 ★★★★☆
「より難易度の高い単語の知識」「文法の応用力」「加点テクニック」に加え、英語を英語のまま理解する「合理的な思考」を身につけることが必須です。
●大学の進級条件で求められるTOEFL ITPスコア「500点〜530点」
難易度 ★★★★☆
「より難易度の高い単語の知識」「文法の応用力」「加点テクニック」に加え、英語を英語のまま理解する「合理的な思考」を身につけることが必須です。
●大学の卒業条件で求められるTOEFL ITPスコア「530点〜600点」
難易度 ★★★★★
さらに難易度の高い530〜600点を取るには、全てのセクションにおいて「合理的な思考」「スピード」を意識したレベルの高い英語力が必須です。
●大学院受験で求められるTOEFL ITPスコア「530〜600点」
難易度 ★★★★★
さらに難易度の高い530〜600点を取るには、全てのセクションにおいて「合理的な思考」「スピード」を意識したレベルの高い英語力が必須です。
レベルの目安
CEFR (国際基準) | TOEFL iBT (点) | TOEFL ITP (点) | TOEFL Junior (点) | IELTS Academic (バンドスコア) | TOEIC L&R (点) | 英検 (級) |
C2 | 95-120 | 8.5-9.0 | 1 | |||
C1 | 72-94 | 627-677 | 7.0-8.0 | 954-990 | 準1 | |
B2 | 42-71 | 543-626 | 860-900 | 5.5-6.5 | 785-935 | 1/準1/2 |
B1 | 460-542 | 740-860 | 4.0-5.0 | 550-775 | 準1/2/準2 | |
A2 | 337-459 | 630-740 | 2.5-3.5 | 225-540 | 2/準2/3 | |
A1 | 600-630 | 準2/3 |
ハッチ横浜英語教室のレッスンは
試験対策ノウハウを持った日本人女性講師が、マンツーマンであなたが強化すべきポイントを重点的にレッスン。受験予定から逆算したカリキュラムを柔軟にアレンジし、納得料金で提供しています。
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Method
- 試験の特性にフォーカス
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- 数ヶ月分のレッスン料をまとめて一括払い
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ハッチ横浜英語教室のTOEFL ITP対策講座の特長
TOEFL ITPのための『文法やり直し』
「文法に苦手意識があるけれど、また一から勉強しなければならないのかな。。」と考えたことはありませんか?
言うまでもなく、文法力が足りないと、文法問題の多いTOEFL ITPではスコアが伸び悩みます。このような方は、文法力が不足している可能性が高いです。
【文法力が不足している人の例】
- 推薦入学制度を使って進学してきた人
- 系列大学へ内部進学した人
- 英会話だけ得意な人
- 英語を本気で勉強してこなかった人
- 学歴アップデートをめざす人
TOEFL ITP文法やり直しで必要な項目
TOEFL ITPの特徴を踏まえると、熟知しておくべき文法は下記の項目です。
- 文型
- 時制
- 能動態/ 受動態
- 助動詞
- 不定詞・動名詞
- 分詞/ 分詞構文
- 仮定法
- 比較
- 関係代名詞・関係副詞
- 接続詞
- 強調構文
- 時制の一致
私自身の経験からも文法やり直しをお勧めします
私は子どもの頃、英会話に親しんでいたため英語にはちょっとだけ自信がありました。しかしアメリカ留学するためTOEFLを受験しなければならなかったのですが、文法をぼんやりとしか理解していなかったので、複雑な長文が読めないどころか簡単なライティングすらできなかったのです。
一念発起して文法を熟知レベルになるまで学び直して、難しい英語の長文もスラスラ理解できるようになりました。歳を重ねた現在でも年を追うごとに難しい長文が読めるようになっていて、今でも文法やり直しの大切さを実感しています。
ハッチ横浜英語教室のレッスンでは、私が100以上の教室で教えてきて実際に経験した「日本人がTOEFL ITPのために理解しておくべき文法」を、重要度によりレベル分けをしてお伝えしています。
TOEFL ITP文法やり直しのポイントは「関連付け」
TOEFL ITPのための文法やり直しをするにあたり、文法と文法同士を関連付けして学び直さないと効果が激減してしまいます。
例えば、
過去形と過去完了形の違いを知らないと、「仮定法」は理解できません。
また、
現在分詞と過去分詞、自動詞と他動詞の違いを知らないと、「分詞構文」は理解できません。
一方で、テキストや参考書では、これらの文法はバラバラに出てきます。そのような理由で、文法を一からやり直すのは非常に効率が悪いのです。
さらに、
「主語」を見極めるポイントは何か?
「時制」を決める副詞は何か?
「接続詞」の種類はいくつあるのか?
など、TOEFL ITPの文法やり直しでは、いくつかの文法を関連付けしながら効率よく学んでいくことが大切です。
ハッチ横浜英語教室のTOEFL ITP対策講座は、個別指導のマンツーマンで重要度の高い文法を関連付けしながら学び直すことができます。
TOEFL ITP対策講座 マンツーマン受講プラン例
【3ヶ月コース】
100分(50分×2コマ)レッスンを週1回 × 3か月 = 全12回(合計24コマ)の一例です。
1回目 前半50分 | 語彙 文法 |
1回目 後半50分 | テスト概要 リーディング 出題パターン 加点ポイント |
2回目 前半50分 | 語彙 文法 |
2回目 後半50分 | 語彙文法セクション 加点スキル 練習問題 |
3回目 前半50分 | 語彙 文法 |
3回目 後半50分 | 語彙文法セクション 加点スキル 練習問題 |
4回目 前半50分 | 語彙 文法 |
4回目 後半50分 | 長文セクション 加点スキル 練習問題 |
5回目 前半50分 | 語彙 文法 |
5回目 後半50分 | 長文セクション 加点スキル 練習問題 |
6回目 前半50分 | 語彙 文法 |
6回目 後半50分 | 長文セクション 加点スキル 練習問題 |
7回目 前半50分 | リスニングセクション 加点スキル 練習問題 |
7回目 後半50分 | リスニングセクション 音読トレーニング |
8回目 前半50分 | リスニングセクション 加点スキル 練習問題 |
8回目 後半50分 | リスニングセクション 音読トレーニング |
9回目 前半50分 | ミニテスト |
9回目 後半50分 | 解説 フィードバック |
10回目 前半50分 | ミニテスト |
10回目 後半50分 | 解説 フィードバック |
11回目 前半50分 | 模擬テスト |
11回目 後半50分 | 解説 フィードバック |
12回目 前半50分 | 模擬テスト |
12回目 後半50分 | 解説 フィードバック |
(受講回数や内容はご要望に合わせてカスタマイズできます。)
TOEFL ITP対策講座 概要
レッスン時間 | 1コマ 50分 |
講師 | 当教室代表 山田よしえ |
コース日程 | 完全予約制 |
受講方法 | オンライン、または、対面(東神奈川教室) |
コース | 【1ヶ月コース】 英語試験の加点ポイント中心に学ぶ短期集中マンツーマンコース 例: 100分レッスン(1回50分×2コマ)を週3回 × 4週間 = 12回(24コマ) 50分レッスン(1回50分×1コマ)を週2回 × 4週間 = 8回(8コマ) 【2ヶ月コース】 トレーニングと合わせてスコアアップを目指す短期集中マンツーマンコース 例: 100分レッスン(1回50分×2コマ)を週2回 × 8週間 = 16回(32コマ) 100分レッスン(1回50分×2コマ)を週1回 × 8週間 = 8回(16コマ) 【3ヶ月コース】 語彙と文法を基礎から学びたい方向けのしっかり集中マンツーマンコース 例: 100分レッスン(1回50分×2コマ)を週2回 × 12週= 24回(48コマ) 100分レッスン(1回50分×2コマ)を週1回 × 12週= 12回(24コマ) ※ ご継続・コマ追加も可能です。 |
入会金 | 10,000円 |
料金 | 【オンライン】 50分×8コマ 43,560円 50分×16コマ 85,360円 【対面】 50分×8コマ 64,800円 50分×12コマ 96,600円 ※ 支払い方法はカスタマイズできます。(例:8コマ + 16コマ = 24コマ) |
受付時間 | 【オンライン】土日祝不定休 9〜21時 /【対面】平日10〜18時 |
ご一読ください | ・消費税はいただいておりません。 ・別途テキスト代(一冊1,000〜6,000円程度)が必要です。 ・キャンセル規定がございます。 ・対面とオンラインの組み合わせもできます。 |
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