【発展文法】過去完了って使わないとダメ?【過去形との違い】

①「過去より過去」の場合
<過去完了>は過去形とどう違うのか?いまいち理解しておられない方は多いかもしれません。
特に、ライティングやスピーキングでは、どちらを使うのか迷ってしまうと思います。
<過去完了>も過去形の仲間ではありますが、
まず
✔「過去よりも過去」を表す
ことを理解しましょう。
例えば、
●「外に出たら、タクシーが到着していた。」
- When I went out, the taxi had already arrived.
「タクシーが先」
タクシーが到着したのは、「外に出た」よりも過去(先)。
ですので、「到着していた」は、<過去完了>です。
一方、こんな場合は、過去形です。
●「外に出た時、タクシーが到着した。」
- When I went out, the taxi arrived.
「タクシーも同時」
このように、<過去完了>は過去形とは、ちょっとニュアンスが違います。
過去形に比べると使用頻度は少ないですが、
- ライティングテスト
- Eメールライティング
- リーディング読解
では、読み手に、より詳しく言いたいことを伝えるため<過去完了>を使うこともよくあります。
ぜひ理解しておきましょう。
②「いつ?」を限定しない場合
しかし、「過去よりも過去」だけが、<過去完了>だけではありません。
✔「いつ?」を限定しない場合
も、<過去完了>です。
例えば、
●「中学生の頃、3年間名古屋に住んでいた。」
- When I was in junior high, I had lived in Nagoya for three years.
「3年間ずっと継続」
「中学生の頃」と「住んでいた」は同時期ですが、3年間の「いつ?」を限定しない継続です。
ですので、「住んでいた」は、<過去完了>です。
一方、こんな場合は、過去形です。
●「中学生の頃、名古屋に引っ越した。」
- When I was in junior high, I moved to Nagoya.
「引っ越しという動作を行った」
liveが状態を表す一方、moveは動作を表します。
<過去完了>と過去形の区別があやふやな方は、
✔動詞の種類にも注目しましょう。
さらに、
✔時を表すfor 〜(〜の間)は<過去完了>(完了形)と使う表現です。
ライティングテストでは文法ミスが減点対象になるため、時制ミスは避けたいものです。
(ビジネスライティングでも、文法ミスはちょっとカッコ悪いですよね。)
2種類の<過去完了>を理解し、ぜひライティングやリーディング読解に活用しましょう!
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