冠詞がいる、いらない

暗記じゃ使えない『冠詞』
「暗記だけじゃ、英語は使えない!」と言います。
まさにそれって、aとかtheといった『冠詞』のことです。
というのも、『冠詞』は、日本語に訳せない場合があります。
なので、日本人の感覚ではなかなか理解が難しいのです。
aとかtheは、いらない時もありますよね?
ライティングなどで『冠詞』で困った経験がある人って、けっこう多いんじゃないでしょうか?
『冠詞』の基本ルール
もちろん、『冠詞』には意味があります。
aがいるのは、可算名詞。
「一つの」という意味なので、数えられる名詞というわけですね。
theは「いわゆるアレ」のような意味を持ち、「共通認識のthe」とも言います。
可算名詞と不可算名詞、両方につけることができます。
では、『冠詞』がいらないのは?
可算名詞でも、複数形には『冠詞』はつかないことがあります。
不可算名詞で、かつ、共通認識が当てはまらない名詞にも、冠詞はいりません。
これが、『冠詞』の意味、基本ルールです。
暗記じゃなく辞書を活用!
ところで、ライティングの添削をしていると、theを使いすぎている人がすごくいます。
特に、不可算名詞にtheをつける人が多いです。
the damageとかthe air pollutionとか。。
「なぜこの名詞にtheをつけたんですか?」と聞くと、だいたい皆さん「なんとなく」と言われます。
テストでは文法ミスは減点対象になりますので、「なんとなく」はダメですよ!
「これはtheがつくのかな?」と思ったら、あなたのライティングを、もう一度読み返して下さい。
その名詞、共通認識、当てはまりますか??
また、「同じ単語でも、可算のときもあれば不可算のときもありますよね?分かりづらいんですけど。。」という人もいます。
はい。
damageはdamagesとなる場合もあります。
damageという名詞は、可算名詞と不可算名詞では、意味が違うからです。
ほとんどの名詞は、一つじゃなく、いくつか意味があります。
このような場合は、辞書で調べるしかありません。
電子辞書じゃなくても、アプリやウェブ検索でOK。
この一手間が、あなたの英語力をアップさせます。
ぜひ、辞書を活用して下さい!