分詞構文の呪い

やったっけ?覚えてない…
学生時代英語が苦手だった人にとって、分詞構文は、立派な挫折ポイントだったりします。
理解していないので、使わない。
使わないから、必要性が分からない。
無理もないことです。
また、「分詞構文って、学校でやりましたっけ?」という人もいます。
学校にもよりますが、分詞構文をすごく丁寧に教えてくれる先生は、あまりいないかもしれません。
英語の場合、知らない間に、難解な文法を使った文章を目や耳にしている場合もあるんです。
なので、「これって必要?」「いつ使うの??」という疑問が出てきたら、必ず振り返って復習していただきたい!と思うのです。
落とし穴①:やったのに忘れてる
分詞には2種類あります。
『現在分詞』と『過去分詞』です。
中学生は、現在進行形で『現在分詞』、受動態で『過去分詞』を勉強します。
そう説明を聞くと、こう思う人がいるかもしれません。
「え!進行形 の〜ingと『現在分詞』って、同じなんですか??」
「え!受動態で使った『過去分詞』って、分詞構文の分詞??」
このように、分詞構文のように難解な文法の一部は、中2でやっているのです。
その分詞構文ですが、”改めて”勉強するのは、高校生になってからです。
その際、「中学の現在進行形と受動態で出てきたアレ」としてでなく、まったく別の文法だと思っている人が多いと思います。
分詞構文を使いこなせない人は、こんな感じで中学の学習歴を無駄にしていることがとても多いです。
落とし穴②:分かりにくい例文
ところで、学校で使うテキストには、このような分詞構文の例文がよく出てきます。
Being rainy, I walked to school.
「雨が降っているので、歩いて学校に行った。」
Having been told to clean my room, I stayed home all day.
「部屋を掃除するように言われたので、一日中家にいた。」
実のところ、このような文章には分詞構文は使いません。
分詞構文は応用文法なので、もっとアカデミック、もしくはビジネス向けの文章でよく使われます。
このような、高校生のつぶやきみたいな文章には、分詞構文はあまり使いません。
つまり、例文が分かりにくい。
解決策として、日本語訳は、あまり読まないようにして下さい。
落とし穴③:暗記に頼ってきた
英語の習得を目指す人は、知っている単語や文法だけを使うだけでは不十分です。
例えば、暗記で覚えた単語やフレーズ、動詞の活用などです。
残念ながら、市販のテキストで暗記した単語やフレーズは、実践的な場面では使い勝手がとても悪い。
「テキストをたくさん購入して、英語が使いこなせるようになった!」という人は、ほとんどいません。
分詞構文は、主にアカデミック、もしくはビジネス向けの文章で使う文法。
ですので、リーディングしたりライティングしたりする人にとって、必須の文法です。
分詞構文は理解するだけでなく、実際に読んだり書いたりできるか試してみましょう。
リーディングでは、分詞構文を「いつ」「どこで」「どのように」を使うのか、知ることができます。
ライティングでは、分詞構文を、実際にアウトプットで使いこなせるようになる実践力がつきます。
大切なのは、「今あなたに必要な文法を、しっかり理解すること」です。
疑問に思った時時こそが、
英語を復習すべき時です!
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