【IELTS W Task 2】アイディアから見える主張

その表現、遠回しじゃない?
単語や文法をよく知っていても、ライティングができるとは限りません。
特に、アカデミックなライティングは英語専攻の学生にとっても、結構難しいです。
その理由は、受け身な日本文化。
なので、学校の授業や上司の指示待ちに慣れている人にとって、英語のライティングは難しいのです。
「ライティングに時間がかかる!」と悩む人は、遠回しで受け身なアイディアが原因。
英語は言い回しが率直なので、まずは、遠回しな意見は避ける必要があります。
アイディア出し練習をしよう
とある公立大学で、IELTSライティングの講習を実施した時のこと。
生徒さんは、IELTS受験に挑戦する1〜4年生。
ほぼ全員、「交換留学を目指しているから」「就職に便利だから」という理由で受講していました。
おまけに、皆さん「ライティングは自信なし!」という人たち。
独学でIELTSを勉強してきた生徒さんもいましたが、基礎の基礎からスタートしました。
まずは、基本文法の知識のインプットと、お題に合ったアイデアを出すアウトプットです。
ポイントは、率直で能動的なアイディア出し。
さて、一体どうなったのでしょうか??
アイディア=意見ではない
一つ目のお題:『パートタイムジョブの良いところ・悪いところをあげる』
だいたい、こんな感じでアイディアが出ます。
【良いところ】
・お金を稼げる
・学校生活以外の経験ができる
・さまざまな立場の人と知り合える
【悪いところ】
・勉強時間が減る
・人間関係がめんどう
・就活時期はできない
このように2〜3個はすぐに答えられますが、たくさんがあげるのは意外と難しい。
なので、たくさん出すため、掛け算でアイディアを出します。
率直でポジティブなアイディアを出すことが大切です。
後ろ向きなアイディアは、できるだけポジティブに変換します。
中には、「ホントはそんなこと思ってないんだけどな…」とか、率直でポジティブなアイディア出しをためらう人がいます。
しかし、アイディア出しは、個人の意見を出すことではありません。
アイディア出しとは、アイディアの引き出しを増やすこと。
このように練りに練って出したアイディアを、説得力のある主張として語るのが、アカデミックなライティングなのです。