TOEFL®で差がつく |「自動詞」と「他動詞」を区別できない人の弱点

「単語は覚えているのに読めない」の原因
「単語の意味は知っているのに、文全体の意味が取れない」という人は少なくありません。それは、動詞(V)の種類を区別していないことが原因の一つです。
TOEFLで高得点を取る人ほど、文型の理解を重視しています。なぜなら、動詞(V)が文の中心にあり、意味の骨格を決めるからです。
自動詞と他動詞の違い=文型の違い
まず基本を整理しましょう。自動詞と他動詞には、「文型」に違いがあります。
- 自動詞:動作が主語(S)の中で完結する
例)The sun rises.(昇る) → S+V - 他動詞:目的語(O=名詞)を取って初めて完結する
例)She raises her hand.(〜を上げる) → S+V+O
rise / raiseと似てはいますが、文型が違うため意味も変わります。
TOEFLの文を読んだり聞いたりする時、「動詞のあとに目的語(O)があるか」を意識することで、正確に文構造を把握できます。
よく混同されるペアで文型をチェック:
- rise(上がる)/raise(〜を上げる)
- lie(横になる)/lay(〜を横にする)
- fall(落ちる)/drop(〜を落とす)
※自動詞・他動詞の両方の意味を持つ動詞もあります。
例)increase:
- 自動詞:The number of companies increased rapidly last year.(増える) → S+V
- 他動詞:The company increased the price.(〜を増やす) → S+V+O
TOEFL学習で意識すべき3つのポイント
自動詞・他動詞を意識できるようになると、英文を「語順どおり」に理解できるようになります。目的語(O)が「ある」「ない」をチェックすれば、知らない単語が出てきても、文の骨格が見えるので意味を推測しやすくなるからです。
- 「自動詞/他動詞」を必ず確認する
→ 目的語(O=名詞)が「ある」「ない」をチェック。 - 文型ごとに単語を覚える
→ “The sun rises.” (rise=自動詞)のように「文型」ごとに理解。 - 読解でも文型を意識する
→ 「誰が(S)した?」「何を(O)した?」の方向性で読み取る。
まとめ
TOEFLで安定してスコアを上げていく人は、単語の暗記だけでなく、自動詞・他動詞の視点から「文型の構造」を正確に理解しています。これを意識するだけで、難しいタスクに取り組む時もぐっと楽になります。
せっかく単語を覚えるなら、「動詞がどんな形で文を作るか(=文型)」を確認しましょう。それが、TOEFLスコアを底上げする第一歩です!
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