リーディングで差がつく「第5文型(SVOC)」の読み方

TOEFLのような学術的な英語テストのリーディング問題では、文の構造を正確に捉えられるかどうかが得点を大きく左右します。

今回は、「第5文型(SVOC)」の文型をTOEFLの得点源に変えるポイントについて見ていきましょう!

第5文型(SVOC)とは?

基本の考え方

第5文型は、
S(主語) + V(動詞) + O(目的語) + C(補語)
の形をとる文です。

例文)
She made me happy.(彼女は私を幸せにした)

このとき、O(me)とC(happy)はイコール(=)関係になります。つまり「彼女が幸せにした“のは私”」という意味になります。
このOとCの関係をつかめるかどうかが、読解の正確さを左右します。

TOEFLリーディングでよく出るSVOCを取る動詞

動詞(V)+目的語(O)+補語(C)の形を取る動詞として、TOEFLでは、特に下記の動詞群は頻出します。

  • make + O + 形容詞(Oを〜にする)
  • fine + O + 形容詞(Oが〜だと分かる)
  • consider + O + 名詞/形容詞(Oを〜だと考える)
  • call + O + 名詞(Oを〜と呼ぶ)
  • keep + O + 形容詞(Oを〜にしておく)

例文)

makeThe discovery made scientists curious.
findResearchers found the method effective.
considerMany students consider TOEFL challenging.
callThey called the project a success.
keepThe noise kept everyone awake.

※これらの動詞は「目的語の状態を変化させる」「その性質を説明する」という共通点があります。

TOEFLの読解で意識すべきポイント

リーディングの長文読解では、O(目的語)とC(補語)の関係を一瞬で見抜くことが重要です。
TOEFLの長文は情報が多く、修飾語も入り組んでいるため、「どの名詞がどんな状態・役割なのか」を見失いがちなので要注意です。

The professor found the theory difficult to apply in practice.
「教授は、その理論を実践に応用するのは、困難と、分かった」

  • 主語(S):The professor
  • 動詞(V):found
  • 目的語(O):the theory
  • 補語(C):difficult to apply in practice

「教授が難しいと感じたこと=理論(theory)」という構造を把握できると、訳や理解がぶれない。

第5文型(SVOC)を理解して「正確に読む」

多くのTOEFL学習者は、「単語の意味」だけを追ってなんとなく読めると思ってしまいがちです。しかし、SVOCの構造を見抜けないと、真の意味を勘違いしてしまうことになります。

TOEFLでは、「誰が・何を」「何を・どうした/どんな状態にしたか」を明確にすることが得点に直結します。もちろん単語を覚えるのも大事ですが、まずは文の構造(文型)を把握する。それが、上位スコアを狙う第一歩です。

第5文型(SVOC)を理解すると、リーディングだけでなくリスニングやスピーキングでも「構造で聞く・話す」力が身につきます。まずは、SVOCを軸にした「正確に読む英語力」を手に入れましょう!

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