「分詞」が苦手な人は「動詞」を理解していない?TOEFL®でつまずく分詞の本質

「分詞がわからない」のは“構造”がわかっていないから

TOEFLの文法問題やリーディング問題で「分詞」を苦手とする方は少なくありません。しかし、実は「分詞がわからない」のではなく、そのもとになっている動詞を理解していないことが多いのです。

例えば、 “interested” と “interesting” の違い。
どちらも「interest(他動詞「興味を持たせる」)」という動詞から派生していますが、
主語が「興味を持つ側」なのか、「興味を与える側」なのかで形が変わります。

  • English is interesting.(英語はおもしろい)→現在分詞
  • I’m interested in English.(私は英語に興味がある)→過去分詞

つまり、

  • 「興味を持たせるような」→ 〜ing
  • 「興味を持った」→ 〜ed

という関係があり、現在分詞 or 過去分詞かの理解が曖昧だと、この区別もできません。

※TOEFLで多い混乱パターン:

  • bore(〜を退屈させる)-boring(退屈させるような)-bored(退屈した)
  • tire(〜を疲れさせる)-tiring(疲れさせるような)-tired(疲れた)
  • surprise(〜を驚かせる)-surprising(驚かせるような)-surprised(驚いた)
  • satisfy(〜を満足させる)-satisfying(満足させるような)-satisfied(満足した)

TOEFLでは、これら他動詞が元となっている分詞がリスニング・文法・リーディングすべてで登場します。元の動詞の意味を取り違えると、意味が真逆になってしまうため要注意です。

なぜ「分詞」で混乱するのか?

分詞は、もともと動詞の派生形。

「どんな動詞から来ている分詞なのか?」
を意識しないまま形だけ覚えると、使い分けが曖昧になってしまいます。

つまり、分詞が苦手な人の多くは、動詞そのものの意味(文型のVの働き)を理解できていない ということになります。

TOEFLで文法を得点源にするには、「単語を丸暗記」ではなく、「構造として理解」することが大切です。

※TOEFL対策のための「分詞」の区別の仕方:

  1. 動詞の意味だけでなく、自動詞/他動詞の性質を理解する
  2. その動詞から生まれる形容詞的な意味を理解する
  3. 文中で「何が・何をどうするのか」を見抜く練習をする

1〜3のステップを踏むことで、TOEFLの英文が「なんとなく読む」から「構造的に理解する」に変わります。

まとめ

分詞が苦手=文法が苦手、ということではありません。「動詞の使われ方を理解していない」ことが原因です。

元の動詞を軸に考えれば、分詞の使い分けも自然に理解でき、TOEFLのリスニング・文法・リーディングすべてで確実に強くなります。

動詞中心に分詞を理解し、TOEFLのスコアアップを目指しましょう!

ハッチ横浜英語教室は「TOEFL®」テストの対策に特化した英語教室です。オリジナルの『加点ポイントフォーカスメソッド』で、短期間で集中的にスコアアップを目指せるようマンツーマンでレッスンをおこなっています。

講師

体験レッスンを受けた方には、あなたのスコアアップに重点を置くべきポイントについてアドバイスさせていただきます。何から始めればいいかわからない方も、まずは体験レッスンでカウンセリングをお受けください。