TOEFLリスニング対策:gonna・wannaを聞き取ろう!

TOEFL®テストのリスニングでは、「知っているはずの英単語」が聞き取れないことがあります。その原因のひとつが、ネイティブがよく使う 省略音(カジュアルな発音)です。
特に、gonna(ガナ) と wanna(ワナ) は、海外に住んだことがない日本人学習者が苦戦する発音のひとつです。
そもそも「gonna」「wanna」とは何を指すのか?
この記事では、TOEFLリスニングで頻出する「gonna」「wanna」をどう聞き取れるようにすればいいか見ていきましょう。
1. そもそも「gonna」「wanna」って何?
「gonna」「wanna」は、 日常会話で使う省略形です。
つまり、文法的に正しい「正式な形」があります。
- gonna:正しい形は「going to」(~するつもり)
例文)I’m going to study tonight. → I’m gonna study tonight.
- wanna:正しい形は「want to」(~したい)
例文)I want to go abroad. → I wanna go abroad.
ポイント:
気をつけたいのは、「聞こえてくるのは省略形なのに、スクリプトでは正式形で書かれている」という点です。そのため、意識しないと音の変化には気づけないと言えます。
2. 「gonna」「wanna」はなぜ聞き取れないの?
日本では英語を「文字」として学ぶことが中心なので、「音」の変化に慣れる機会自体が少ないです。ネイティブの発音では次のように聞こえます。
- gonna → 「ガナ」、または「ゴナ」
- wanna → 「ワナ」、または「ウォナ」
このように、書かれた形と聞こえる音が違うため、知っているはずの単語でも理解が追いつかなくなるということが起こります。
3. 聞き取る際のポイント
Step 1:「耳で覚える」
文字ではなく、音のかたまりとして覚えます。
教材の音声や動画を聞いて、ネイティブが「gonna」「wanna」がをどう発音しているか確認してみましょう。
Step 2:「自分の言ってみる」
「発音できる音=聞き取れる音」です。
シャドーイング(音声に重ねて話す練習)を通して、「gonna」「wanna」に口に慣らしておきましょう。
Step 3:「似た省略音」もセットで覚える
TOEFLでよく出る他のカジュアル発音も、一緒に覚えておくと効果的です。
- gotta:have got to(~しなければならない)→ 「ガラ」と発音
- kinda:kind of(~みたいな)
→ 「カインダ」と発音 - outta:out of(~から出て)→ 「アウラ」と発音
- alotta:a lot of(たくさんの)→ 「アララ」と発音
など
※聞き取れるようになるには、まず自分で発音できなければならないこと。
自分の口で自然に言えるようになると、耳がその音を認識できるようになります。
まとめ
知っている単語の「音の変化」を聞き取る力が、リスニングを伸ばすカギです。
- 「gonna」「wanna」はTOEFLの会話リスニングで頻出
- スクリプトに載っているのは正式形なので要注意
- 海外経験がなくても、音声練習+シャドーイング で十分対応できる
- 「知っている英語」ではなく、「聞ける英語」を意識しよう
こうした「音の変化」に慣れることこそ、TOEFLリスニング上達の第一歩です。
文字で覚えるのではなく、自分で発音できるようになることが、本当のリスニング力につながります。
「gonna」「wanna」を声に出して練習し、聞き取れる耳と使える英語力を一緒に伸ばしていきましょう!
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