“数えられる名詞”の本当の意味がわかれば英語が見える【TOEFL文法対策】

TOEFLの英文を読んでいて、「数えられる名詞」と「数えられない名詞」の区別がつかないことに戸惑ったことはありませんか?
「theはつけるの?」「many と much の違いは?」など、なんとなく感覚で理解している人も多いと思います。
実は、英語で「数えられる」ということは、ひとつのまとまりを持っているということなんです。今回は、数えられる名詞(可算名詞)について理解しましょう!
1. 「数えられる」とは、“形がある”ということ
英語で「数えられる」とは、単に1つ、2つと数えることができるという意味ではありません。
ひとつの「輪郭」を持つものとしてとらえられるという感覚です。
例)
- a book → 1冊の本という「形」
- two chairs → 2つの椅子という「まとまり」
- an idea → 1つのアイディアという「単位」
つまり英語では、「これと他を区別して見られるもの」は、すべて「数えられる」ということになります。
2. “1つのまとまり”としてのイメージを持つ
英語では、目で見えるものだけでなく、考えや出来事などの抽象的なものでも、「1つのまとまり」として捉えれば数えられるものになります。
例)
- a decision(1つの決断)
- an idea(1つの考え)
- a conversation(1回の会話)
このように目に見えないものでも「ひとつのまとまり」としてイメージできるとき、英語では「数えられるもの」として扱われます。
つまり、「数えられる」とは「ひとつの単位として認識できる」ということなのです。
3. TOEFLで大事なのは「ひとつずつ見る」感覚
TOEFLでは、単語を暗記するだけではなく、文の中でそれが「ひとつのもの」なのか、「いくつもあるもの」なのかを正しくとらえることが必要です。
例文)
- Each student has a goal.(生徒一人ひとりには目標があります。)
- Students have different goals.(生徒の目標はそれぞれ異なります。)
どちらも正しい文ですが、前者は「それぞれの学生が1つの目標を持つ」、後者は「学生たちがそれぞれ違う目標を持つ」という意味になります。
この「ひとつずつ区切って見る」感覚が、英語の数えられることへの基本的な考え方です。
まとめ
TOEFLの文法問題やリーディングで「数えれられる」「数えられない」を混乱しやすい人は、まず「数えられる=まとまりがある」という意識を持ちましょう。それだけで、名詞の理解が一気にクリアになります。
- 「数えられる名詞」とは、“形がある”という考え方
- 目に見えないものでも、「まとまり」として捉えることができれば数えられる
- TOEFLでは、「1つなのか・いくつかあるのか」を正確につかむことが重要
decisionもideaも、英語では「ひとつの出来事のまとまり」として捉えているのです。そんな「英語の感じ方」を意識しながら、正しく英文を理解しましょう!
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