映画やCDリリースに合わせて、俳優やミュージシャンが、普段は出演しないニュースやバラエティ番組に出ています。

これは分かりやすい商業ストラテジー(strategy)で、新しい映画やCDの宣伝するためです。
製作にかかった費用、次の作品にかける費用、関わったスタッフのお給料のための売り上げを促進(promotion)するための活動です。

また、政治(politics)の問題に明るみになった際、どこからともなく別の政治の話題が出てきて、「ところで、あの件はどうなったんだっけ?」ということがよくあります。
おそらくですが、これは世の中の混乱を避けるためのストラテジーで、あらかじめ色々な役割が決まっているのではないかと思います。

俳優やミュージシャンの場合、作品が世に広く知られるため、政治家の場合はスムーズに政策を進行するため、ある程度マネージメントサイドが決めたシナリオに沿って行動しています。
そのため、出たくない番組にも出るし、言いたくないことも言わなければならないかもしれないでしょう。

英語のビジネスシーンで自分の考えを伝えるときも同じで、言いたいことを全部言うべきではありません。
大切なのは、話の趣旨に基づいて、最後の最後にきちんと正しい位置へ着地しているかどうかです。

例えば、「会社のエアコンが壊れたから業者を呼んでほしい」と相手に伝えたいとき、「最近、エアコン調子変じゃないですか?」とか、「夏が始まってもこれだと大変だ」など、日本人はそれにまつわるストーリーを付け加えます。
相手が「それは直す必要がありますね、○○サービスを呼びましょう」と、話の意図を汲み取ってくれる文化だからです。

ですが、英語ベースのビジネスシーンで様々なエピソードをはさむと、「話の趣旨は一体なんなのだろう?」となりがちです。
ですので、英語で考えを伝える場合、先に「会社のエアコンは修理が必要だ、だから○○サービスに連絡してほしい」と言うべきなのです。

ともすれば、「外国人はものをズバリ言い過ぎだから嫌だ」とも取られてしまいがちな結論優先の話の持って行き方ですが、私たち日本人が英語を交渉などをするときもそれを意識する必要は大いにあります。

「英語で思いを伝えられない」と悩む多くの日本人は、このストラテジーに沿って話をしていないことが少なからずあると思います。