【TOEFLからDETに乗り換える?】受験者が知っておきたい違いと活かし方

近年、TOEFL®に代わって注目を集めているのがDuolingo English Test(DET)。
オンラインでいつでも受験できる手軽さと、AIによる自動採点が特徴です。

「TOEFLの勉強をしてきたけれど、DETのほうが自分に合うかもしれない。」
そう感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

一方で、TOEFLは長い歴史を持ち、世界中の大学で広く採用されている信頼性の高い英語試験です。人によっては、TOEFLの出題形式や評価基準のほうが、自分の英語力をより正確に示せる場合もあります。

本記事では、TOEFLとDETの主な違いを整理し、それぞれに向いているタイプと、DETを効果的に活かす学習法を見ていきましょう。

1. TOEFL®とDuolingo English Testの主な違い

TOEFLは、学術的なリーディング・ライティング力をより厳密に測るテストとして設計されています。一方、DETは短時間で実用的な英語運用能力を測る点が特徴で、AIによる問題生成のため、毎回異なる問題が出題される点も大きな違いです。

  • 受験方式

TOEFL iBT® → 会場または自宅(Home Edition)(予約制)
DET → 24時間いつでもオンライン受験可

  • 試験時間

TOEFL iBT® → 約2時間
DET → 約1時間

  • 採点方法

TOEFL iBT® → 専門採点官+AIの併用
DET → AIによる自動採点

  • 結果発表

TOEFL iBT® → 約4〜8日後
DET → 約2日以内

  • スコア有効期間

TOEFL iBT® → 2年間
DET → 2年間

  • 受験料(目安)

TOEFL iBT® → 約245米ドル
DET → 約59米ドル

2. こんな人にDETは向いている

出題形式や評価基準から、このような方は、DETのほうが英語力をより効果的に示せると考えられます。

  • 英会話が得意で、感覚的に話す方が得意な人
    → 文法的に正しい表現よりも、伝わる英語を自然に話すタイプに向いています。
  • 本番に強く、即興で考えるのが得意な人
    → DETのスピーキング・ライティングは即興回答形式のため、瞬発力が生きます。
  • 細かいことを気にしすぎず、まず話してみるタイプの人
    → 「完璧な文法よりも流暢さ」が重視されるため、柔軟に対応できる人に向いています。
  • 英語を使う場面での“生きた表現力”を伸ばしたい人
    → DETでは、日常的・自然な言い回しが高く評価されます。

3. DETを学習する上での注意点

DETでは、毎回異なる質問がAIによって生成されるため、「テンプレート暗記」や「決まり文句」の丸暗記では高得点が取りづらい構造になっています。そのため、自分の考えをその場でまとめて表現する力が求められます。

これをふまえ、学習の際は以下の点に注意する必要があります。

  • 英文を暗記するよりも、「自分の言葉で話す練習」を重ねる
  • スピーキングでは、理由を述べる・具体例を出すの流れを自然に使えるようにする
  • ライティングでは、構成を瞬時に組み立てる練習を行う

当教室では、こうした DET形式のタスクに基づいたトレーニングを取り入れています。
日本人講師とのレッスンを通して、フィードバックを受けながら、「実際のテストで自然に意見を伝える力」を育てます。

まとめ

TOEFLはアカデミックな英語力を厳密に測る信頼性の高い試験、DETは柔軟で実用的な英語運用能力を短時間で測れる試験。どちらも国際的に認められた優れた英語試験です。

これらをふまえると、

  • DET は自然に話す・考える力を生かしたい人に向いている。
  • TOEFL・DETどちらの試験でも、自分の言葉で伝える力 が鍵。
  • 学習の段階で自分の目的・得意分野・学習スタイルを見極めることが重要。

自分の傾向に応じて、最適なテストを選びましょう。どちらを選ぶにしても、「自分の言葉で伝える力」が英語力向上の鍵であることを忘れてはいけません!

ハッチ横浜英語教室は「TOEFL®」テストの対策に特化した英語教室です。オリジナルの『加点ポイントフォーカスメソッド』で、短期間で集中的にスコアアップを目指せるようマンツーマンでレッスンをおこなっています。

講師

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